フットワークのコツ!!(2)
前回は、バランスを崩す基本的な原理についてお話しました。
その応用ですが、その基本として横、前、後ろへの移動をご紹介します。
横の移動について
大きくは足幅が狭い時と広い時に分かれます。
足幅が狭い時は前回説明した通りにバランスを崩すのに時間がかかってしまう為、行きたい方向に対して行きたい方向の足を上げつつ反対の方向に残した足をずらす事で素早い移動が可能になります。
足幅が広い時は、それ以上反対側に足をずらすと行きたい方向に対して遠くなってしまう為、行きたい方向側の足を引くことによって支えを無くし身体を崩して行きます。
前への移動について
バランスがとれ安定したポジションから重心を前に一気に崩しますが、倒れるのを持っていると遅くなってしまいますので片方の足を後ろにずらす事で一気にバランスを崩し、前へ重心移動を行います。
後ろへの移動について
前の移動と反対に、後方へバランスを崩しつつ片方の足を前に出し一気に後方へ重心移動を行います。
フットワークの基本
フットワークとは移動や向き変え、切り返しなどバドミントン、テニス、バスケ、卓球、野球、サッカーなどをはじめあらゆるスポーツで重要な要素となります。
競技特性が多少あるにしてもその基本は変わりありません。
重心を崩さず力で行おうとすると、パフォーマンスが上がらないだけではなく、スポーツ障害に繋がっています。
もし、あなたが今やっている事が正しければ、少なくともどこかが痛くなるような障害は起きません。
下肢(下半身)で言えば、アキレス腱やシンスプリント、足の甲の辺りや足底、膝などに痛みが出るようであれば、身体がその動き(練習も含む)が間違っていると身体が教えてくれているのです。
ぜひ、体力任せではなく、効率を求めた練習を行っていただきたいと願います。