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機能的なスクワット

機能的なスクワットは、最も力が入り易く、疲労し難い、安定したポジションでのスクワットとなります。

フォームがしっかり出来るようになればヒンズースクワット(自重スクワット)の場合、100回でも200回でも疲れません。1000回でも十分可能となります。

しかも、たくさんやった後でも息はあまり上がらず、終わった後でも歩き易くなります。

それに対して大腿四頭筋(ももの前の筋肉)が主に張ってきたり、ふくらはぎが疲れたり、膝が痛くなるのは間違ったやり方をしているからなのです。機能的なスクワットの習得では無く、単純に筋肉に刺激を与え疲れさせることを目的としている場合はその限りではありません。

スクワットはあらゆるスポーツの基本

スクワットは腕を前に上げようが、下垂させようが、後ろで手を組もうがバランスがとれいて安定したスクワットが出来ていなければいけません。

パワーポジションでのスクワットでは、股関節がメインになり膝や足首は連動した結果動くようになります。

どう効かすか(疲れさせるか)が目的ではなく、結果的には疲れてもいかに疲れを最小限にするか、効率よく行うかが大切なポイントです。

筋肉で言えば、臀筋(お尻の筋肉)、ハムストリングス(モモ裏の筋肉)がメインとなり、大腿四頭筋(モモの前の筋肉)は二の次になります。また安定したスクワットは下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)はほとんど使わなくなります。

腕を前に上げなければ立っていられないようなスクワットは、スクワットの本質が出来ていない事になります。

正しいスクワットでは腕を前に上げた場合、重心がやや後ろにいきますので、上半身は立ち気味になり、後ろで手を組んだ際は重心が前に移動しますので上半身の前傾が強くなります。

下げる時、すなわち腰を落とす時は股関節中心で動き、膝は元あった場所に置いておく要領で股関節の動きに連動して曲がっていきます。

違う言い方をすれば、膝は「曲げる」のではなく「曲がる」形になります。

股関節の屈曲に連動しながら曲がっていく膝は、バランスをとる為に徐々に前に出ますが、結果的につま先より前に出ません。

「膝を前に出さない様に」と教わると、膝を引いてしまい重心が後ろに行ってしまい、両腕を前に上げなければ立っていられないようになってしまいます。

スクワットの指導を受けるほとんどの場合、膝を前に出さないようにと指導されますが、正確には「出さないようにする」のでは無く、「出ない」という表現がニュアンス的には正しくなります。

またバランスが悪く安定していないぶん、やり難さを感じてしまう方が多いのが現状です。

機能的なスクワットの本質は、最も安定した状態で一番楽であり、一番力が入り易いフォームを作れるかです。

それがスポーツのあらゆる場面で応用されるのです。

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