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正しい歩き方とは?⑴

アキレス腱が痛い、長めに歩くと「ふくらはぎ」が疲れ易い、夜は「ふくらはぎ」が張ってしょうがないとか言う方に、歩き方の指導をさせていただくと、「痛みが無くなった」、「疲れなくなった」、「ふくらはぎが張らなくなった」、「歩くのが楽になった」と、喜んでいただいています。

(原因が腰部疾患などにある場合はそちらを治さないと始まりませんが。。。)

何が違うのでしょうか?

今回はその事を考えてみましょう♪

「正しいウォーキングの方法」としてインターネット上も含め、たくさんの情報が世に出回っています。

最近ではそのほとんどが「ダイエット」や「運動効果」としてのウォーキングと

但し書きを付けているところが多くなりました。

そこがミソでもあります。

しかし、ほとんどの人はそれが健康的に正しい歩き方だと信じてしまいます。

そこが問題なんですね。

「健康の為に」と言う事を考えた時その歩き方は正しくないからです。

別にダイエットとしてのウォーキングがいけないのではありませんが、

ダイエットを含む「健康の為」「活動的な体力をいつまでも維持または向上する為」などを

目的とした時に、実はそれらの歩き方には大きな問題があるのです。

一般的に言われている「正しいウォーキング」は、

いかに「筋力を使うか」=「エネルギーを消費するか」と言うことを

「目的」としています。

そこが問題なのです。

えっ!て、思うかもしれませんね。

辛くなるように頑張って筋肉を使うと、汗をかき心拍数も上がり、疲労と共に運動した感がある為

「満足感」を得て健康にも一見良さそうに思えかもしれませんが、

その運動の効果が出る頃には、色々なところが痛くなるのは何故なのでしょうか?

いっこうに体力が付いた感じが無く、疲れにくくならないのは何故なのでしょうか?

頑張れば頑張るほど、運動した満足感と反して身体が楽になっていかないのは何故なのでしょうか?

聞いたことがあると思いますが、

「正しい ウォーキング」とされているほとんどが

多少の違いはあるにせよ以下の様な歩き方を推奨しています。

・上体は背筋を伸ばし胸を張り顎を引く。

・肘は90度ほど曲げで腕は大きく振る。

・膝は伸ばし気味で、かかとから着地しつま先で蹴り出す様に歩く。

・歩幅は大きめにする。

・普段より速めに歩く。

・一本線上を歩く様にする。

実はこの中にたくさん落とし穴が隠れているのです。

「落とし穴」とは、身体に良くない事です。

真面目にやればやるほど身体を壊していく内容のことです。

その解説の前に「正しい歩行」とは何なのか?

考え方の説明をしていきたいと思います。

ダイエット用に考えられている、いわゆる「正しいウォーキング法」とは筋肉をなるべく使って

いかにカロリーを消費させるかをコンセプトとして考えられています。

言い換えれば、「いかに効率的に歩き、筋肉をなるべく使う事でいかにカロリーを消費させるか」

と言う考えに基づきます。

そう!疲れる事を目的としている訳です。

それに対して本当に身体に良い歩行やウォーキングは

それを成し遂げる事を目的とし、疲れる事を目的としない事が重要となります。

歩く訳ですから結果的に多少は疲れる事はあっても、それは結果であって

いかに疲れないで歩けるかがポイントとなります。

つまり、長距離を歩こうが、速く歩こうが

最小限の疲れで済ませる人が、イコール「健康的で体力がある」と言う人になるのです。

そうすると、もっと長く歩ける様になり、もっと速く歩いても最小限の疲労で済む様になる訳です。

隣で歩いている人が「ハーハー」しているのに、涼しい顔で歩いていられる様になるのです。

そんな歩き方が理想。

では、トレーニングをする時は負荷がかかる様に歩き、

実際の時は楽に歩く様にすれば良いのではないか?と、考えるかもしれませんが、

そのコントロールを自在に出来ない人がほとんどなので簡単ではないのです。

水泳で言えば、泳ぎが苦手な人は、無駄に力が入ってしまい、

しかも推進するにも効率が悪く泳ぐと直ぐに疲れて筋肉はパンパンになるうえに、

息が上がり当然ながら長くは泳げません。

上手く泳ごうとしても、それが出来ないので苦労してしまいます。

頑張っている訳ですので、筋肉は無駄に働きカロリー消費も多くなります。

言わばそういう無駄な動きをたくさんさせるのが、一般的に言われている「正しいウォーキング」として

推奨されている内容と同じ様な考え方なのです。

実際、効率の悪い歩きは力を入れれば良いので簡単ですが

効率の良い歩きは慣れないとある意味難しく、

知らぬ間に力が入り効率を悪くしてしまう為、苦労されている方も多いです。

自転車で言うならばブレーキをしながら漕いでいる様なものです。

意識して力を入れている人はその意識をやめれば比較的簡単に矯正できますが

無意識に無駄な歩き方をされている人は練習が必要となってきます。

また、人は無駄な動きをいつもやっていると、それしか出来なくなってしまう傾向にあります。

そう言う意味でも、非効率的な歩行をやる事は危険を伴う訳です。

ならば、身体に良く効率の良い歩行(ウォーキング)とはどう言うものなのでしょうか?

これは、次回にお話していきたいと思います^ ^

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